「ザ！鉄腕！DASH！！」 に学ぶ

今年も残りひと月半を切りました。
新語・流行語大賞とか、今年を表す漢字１字とか、そろそろ年末の恒例行事が始まりますね。
昔は日本歌謡大賞とかいうのもあって、年齢に関係なくみんなが歌えるヒット曲が選ばれていましたが、いつの頃からか “国民的ヒット曲” なるものが思い浮かばなくなってしまいました。
年々、人も物も流行り廃りが早くなってますし、音楽の多様化やジェネレーションギャップによって、最近はサッパリわからぬ曲ばかり

そんな中、今年で結成２１年目の “TOKIO” って、もう長いこと全国津々浦々、老若男女の別なく人気を保ち続けている凄い存在だと思います。
私も大好きで、特に日曜夜７時から放送されている 「ザ！鉄腕！DASH！！」 は、毎週欠かさず録画して、じっくり見ています
この番組って、始まったのが２０年前で、 今も高視聴率を連発しているんですって。（私は深夜の３０分番組だった頃から見てまーす）
数々の名物企画がある中、先日、１７年前のリベンジということで阪神電車とTOKIOとのリレー対決がありました
１７年前、平均年齢２３歳だった彼らも、今や平均４１歳。 当然全員タイムも遅くなっているので無謀な勝負だと思っていましたが、な！ なんと勝ったのです！
体力の衰えをカバーすべく、タイム短縮の切り札となる “アンダーハンドパス（腕を曲げて振ったままパス）” を徹底的に練習したり、走る順番も作戦を立てて。
歳を重ねても少年の心を持ち続け、「やるっ！」 と決めたTOKIOのチャレンジ精神と、努力と工夫で勝利を勝ち取ったことに感服しました。

ところで、今回登場した陸上のコーチが言っていた 「小学生の走るフォームが自然で一番いい」 という言葉を聞き、ヴォイストレーナーの大網先生に 「長く歌っている人は変な癖が付いていることが多い。 初めて歌う人のほうが自然に声が出たりする」 と言われたことを思い出しました。
人間の体って、何かを始める時、自然と一番良い状態で出来るような作りになっているのかも知れません。 それをあれこれ余計なことを考えたり、自分が楽するために・やりやすいように小細工を加えることで、自然体の良いフォームを崩してしまっているのかも知れませんね。
「やるっ！」 と決めたら目標達成のためにベストを尽くすこと、歳のせいにして諦めなければ工夫次第で驚きの結果が出せること、初心にかえって自然体の良さを思い出すこと・・・
バラエティ番組を見ながら、合唱を重ね合わせて色々と考えました。
そして、農作業をしたり、漁をしたり、家を建てたり、ハブやスズメバチを駆除したり、料理をしたり、対決したり、ソーラーカーで日本一周したり・・・ 何でも真剣にやって経験を積む彼らの姿勢が、人気長寿番組を作っているんですよね。
新宿混声も創立から５０年 多くのお客様から支持される合唱団になるためには、団員の弛まぬ努力しかないと改めて思うのでした。
いよいよ来週末は１泊２日の合宿！ 頑張って来ます