22日は 「ロマンチストの豚」、「サッカーによせて」、「棗のうた」、「かっぱ」 と、あの美しいアンコール曲の練習をしました。
「ロマンチストの豚」 は、夢見ながら暮らしていた豚に翼が生えて、空へ飛んで行ってしまったという歌詞です。 作詩は 「アンパンマン」 の作者として有名で、新宿区名誉区民でもある やなせたかし さん。
飛んで行ったきり連絡がなくても、別の世界で元気に楽しく暮らしていますよね、きっと
常にニコニコ笑顔のかわいい豚の姿が目に浮かぶ歌詞なので、聞く人にその姿が伝わるように歌うのが大きな課題です。
「サッカーによせて」 はとてもテンポが速く跳躍も多いのでみんな必死の形相で歌っていたわけですが、田中先生の 「4つじゃなくて2つに取ればいいんだよ」 の言葉で、あら不思議。 あくせくせずに楽~に歌えるようになったじゃないですか。 テンポを遅くしたわけでなく、2拍子を感じて歌っただけでこんなに変わるなんて不思議なものです。
それから 「かっぱ」 は。。。 言葉遊びのはずが、新宿混声の真面目な男性陣はすっかり遊ばれちゃって、可哀相に泥の中に引きずり込まれてしまいました。。。 平仮名ばかりだと読み辛くて大変ですよね。 頑張って、早くひょうきんな “かっぱ” に会わせてくださいね。
さて練習の話題から外れますが、今週私が聴きに行った2つの演奏会のことを書かせていただきます
偶然なんですが2つの演奏会には共通点がありまして、①大学の混声合唱団の、②記念演奏会で、③現役学生とOB・OGとの合同ステージがあって、④時代を代表する作曲家の委嘱・初演作があって、⑤その作曲家の方が会場にいらしてたんです。
まずは20日の東京外国語大学混声合唱団コール・ソレイユ。
かつて初演したという木下牧子さん作曲の 「ティオの夜の旅」 は卒団生と現役生の合同ステージで、それまでの若くはつらつとした澄んだ歌声に深みと厚みが増した、とてもダイナミックな演奏でした。
同じく木下牧子さん委嘱・初演の 「あお」 は、谷川俊太郎さんの心に沁みる美しい詩と、心にジーンと響いて余韻を残すしっとりとしたメロディで、思わず涙が出そうになったくらい。 またひとつ素敵な曲が生まれました。 早く楽譜が出版されるといいなぁ
もう1つの演奏会は、23日に聴きに行った首都大学東京エリカ混声合唱団。
こちらの初演は松下耕さんの 「すこやかに おだやかに しなやかに」。 オープニングで歌われた校歌が斬新な感じがすると思ったら、こちらも松下耕さんの作曲だったんですね。
そして我等が田中登志生先生は、第4ステージのOB・OG合同ステージ 「ふるさとの四季」 での登場。 やはり人数が増え年齢層も広がって、より深く厚みのある音になるんですね。 練習回数は少なかったでしょうに、それを感じさせない落ち着いた素晴らしい演奏を聴かせていただきました
第3ステージで現役生が寸劇を交えて歌う 「かみさまへのてがみ」 (訳詩:谷川俊太郎、作曲:高嶋みどり)との対比も絶妙でした
そうそう、私は他の団の指揮をする田中先生を見るのは初めてだったんですが、後ろから見ることで、“こんなに繊細な振りをなさってたのね” との発見がありました ふだん指揮はしっかり見ていても、自分が歌うことに精一杯で冷静に指揮者を見る余裕がないんですねー
コメント
なんかスゴク趣のある?ブタちゃんの写真ですねェ!
こんな風に私たちもキュートに歌えたらイイナ♪
私は田中先生の指揮は入団前に聴きに行った定演で
客席から見たことがあります!
新宿混声は、定演にはなるべく全曲暗譜をして臨む
という事を聞いていたので、団員の皆が田中先生の
細かい繊細な指揮棒の指示をひとつひとつ吸収して
音楽を作り上げている演奏をしているのを聴いて、
「この団で一緒に歌いたい!」と思ったことを
改めて思い出しました。。。♪
(@0@)/どこで見つけたのですか~ロマンチストの豚の曲にピッタリ!の豚さんですね。背中に生えているのは羽でしょうか・・。
先生は、食べられたのでは・・なんてヒドイいことを言っていましたが(^^)夢のあるお話であることを望みます。カワイらしく歌いたいですね。
先生の指揮を見たかったのですが、見に行けなくて残念でした。
今日の臨時練習、夜の納会楽しみです。
羽のはえた豚?歌の通りですごくロマンチックな豚ですね~♪
歌うときにいつも頭に浮かんじゃう?(^▽^)
私も聴きましたが、木下牧子先生の「あお」
とても素敵な曲で歌ってみたくなりました♪
田中先生の指揮を客席から見るのは私も初めてで
楽しみにしていましたが、
なるほど!やっぱり素敵でした~。
振りのひとつひとつが本当に繊細で・・ときに大胆♪
続けて演奏会に行きましたが、
とても良かったです。勉強させていただきました。
新混のカッパです。最近お皿が広がりすぎて困ってます。(笑)
いやー、言葉以前に音質と音程が揃いませんねぇ(汗)
もっとしっかりやらんとダメですね。反省。
来年は泥からの脱出を図りますよー!
ほほー、面白い写真見つけてきましたねぇー。翼の生えた豚・・・
そうそう、私の大好きなイベリコ豚。「エンジェルの翼(プルマ)」という名の霜降り肉があるんですよ!!
豚に翼が生えて飛んでった・・・となるとどうしても別のイメージに繋がってしまいます。(汗)
きっとエンジェルの翼が生えた豚は別の世界で(別の形?)で・・・ (-∧-)合掌
エリカのステージは私も拝聴しました。若い声、大人の混じった声の両方を楽しめ、生・田中先生、生・ゆーみんさんまで拝めるという内容の濃いステージでした。現役・OB合同のアンコール曲の「かもめ」も良かったです。テナーの抑制も効いていて・・・
エリカOBの幽民です。
先日の演奏会には多数の皆様にご来場頂き誠に有難うございました。この場をお借りして改めて御礼申し上げます。
「鴎」は私が20年以上前、学生の時に初演して以来、とてもなじみのある曲になっています。確かにテノールが突出しやすい曲で、あそこまで抑えるのが田中先生も非常に難儀してました…
新宿混声でも練習、5月の本番で歌いますが、その度に、先日の演奏を思い出し、熱い思いが蘇ってきます。
その熱い思いを、新宿混声でも存分に出して行きたいと思っています。