新年を迎え、昨日は早くも3回目の練習がありました
4時間近くタップリ歌い込みましたが、今は、曲想まで随分と考えながら歌えるようになってきた曲と、まだまだ音取りすら不安な曲と、差が出てきて、アセリを感じてしまう時期でもあります…これからの更なる練習の積み重ねが大切ですネ
ところで、少し前の話になりますが、毎年クリスマス・イブの夜中にTBSで放送される『クリスマスの約束』という番組をご覧になった方はいらっしゃるでしょうか?
小田和正さんが、一緒に歌いたいと思った歌手に声を掛け、各々の持ち歌にアレンジを加えコーラスをつけて、皆で一緒に手作りのライブを行うステキな番組です
昨年の12月24日の放送で、歌い手の1人として、Kiroroの玉城千春さんが出演していました
彼女は結婚・出産を経て、一時期ノドを痛めたりして歌えなかった時もあったそうで、久々に人前で歌を歌うことに、大変緊張かつ興奮していて、歌う前はMCも上手くしゃべれないような状態でした
がしかし、いざイントロが始まり歌いだした途端、非常に『冷静に』、『丁寧に』しっとりと歌い上げたのです
それは、歌う前のドギマギした様子とは別人のようで、メロディーも歌詞も心にダイレクトに届き、素晴らしい演奏でした
私たちも練習中、よく田中先生に、
「キモチばかり先に行って肝心の歌詞が全然聞こえない!キモチじゃなくて具体的に子音を出すようにしないと!」とか「鼻息ばっかり荒くて全然クレッシェンドになってない!全員が冷静に技術で音を大きくしないと!」などの注意を受けます
今年のステージもメッセージ性の強い曲が幾つもありますが、それを聴いて下さる方に伝えるにはどうしたら良いのか…彼女の歌で私は答えの一つを見せてもらった気がしました
これから更に練習を積み重ね、聴いて下さる方に、心を届けられるような演奏会にしていきたいです
コメント
にょぎさーん
素敵な番組を観て とっても心豊かなイブを過ごされたんですね~ 私も聴きたかったわー(*_*)!
本物に出逢えた! その感動すごく分かる気がします 心の宝物がまた増えた感じ ねっ!!
言葉を「丁寧に」発することは まず口の開け方から始まり そして「冷静に」正しい発声法で発した言葉を メロディに乗せる そこから美しいコーラスは始まり創られる 受け売りですが真実だと最近よく実感します
勿論“言うは易く行うは難し”そのために毎週火曜の練習があり 研鑽を積んでいるのですよね~(^_-)
日曜の練習時 先生が「5人のフォルテより 30人の小さなフォルテが1つになってこそ遥かに素晴らしい音楽が出来る」っておっしゃいました
1人1人が自分の声に責任を持ち 互いの声に耳を傾け 声も心も合わせながら 練習を積んで行きたいですね ♪♪♪踊れる道があるかも?!
5/29 聴く人達のハートに何かしらのプレゼントが届けられますように!(^_^)v (^_^)/~
ピンクノイズって知ってますか?Hっぽい音のことではないですよ。(笑)
ぞくに、1/fのゆらぎとも言われているようです。(自然現象においてしばしば感じることができるノイズ)
例えば、人の心拍の間隔や、小川のせせらぐ音、木漏れ日などが挙げられるそうです。
そして、1/fゆらぎが一部の人間の声にも現れると言われていて、MISIA、美空ひばり、宇多田ヒカル、徳永英明、吉田美和等の声がそうみたいですよ。
だから、歌は聴いて「感動する」、「心地が良い」と感じることが出来るのかもしれませんね。
私達には到底無理ですが、少しでも聴き手に感動していただけるような音楽を作りたいですよね。
その為には、練習あるのみ。頑張りましょう。
“1/fゆらぎ”、聞いたことあります。
個々にはなくても、うまくハモった時ってこの1/fゆらぎが出ていたりしないんでしょうか??
出来なくて何度もやり直しているうちに、気持ちよ~くハーモニーすることありますよね。
そんな演奏会ができたらいいなぁ(*^ー^*)
Kiroro(のヴォーカル)…いいですねぇ。私も聴きたかったなぁ…。結構好きだったので、芸能活動を控えて子育てに励んでいる姿は複雑です。
それにしても、田中先生は口を酸っぱくして「技術」の大切さを説いておられます。この合唱団に入った当初は、その姿勢に抵抗というか、反発に近い気持ちがありました。当時は、「曲にいかに気持ちを乗せて歌うか」といったことを重視していたのです。「冷静に」歌うことは気持ちが入っていないことであり、つまらないことでした。
しかし、今となっては、田中先生の言われることは、至極当然のことだと思っています。入団から10年以上の時を経て、私も洗脳されてしまったのかもしれませんが、今思うのは、冷静に技術を追求しながら歌えば、多くのお客様が受け止めてくれやすくなる、ということです。最大公約数的な演奏ができるということです。気持ちが先走った演奏では、お客様の気持ちに届きにくいのだと思います。
もちろん、自分独自の気持ちを音楽に乗せられなければ、その音楽は骸骨にしか過ぎません。しかし、骸骨がなければ、肉もつきません。気持ちは控えめに隠し味程度に混ぜればいいのだと思います。骨格を最優先に指導して下さる田中先生の指揮で、お客様の気持ちになにか響くような演奏をしたいと思っております。