再び、前へ。

こんにちは。幽民こと、団長の中山です。
去る5月29日に、3年ぶりに開催予定でした第53回定期演奏会につきまして、既にご案内のとおり、複数の新型コロナウイルス陽性者が確認されたことを受け、本番の2日前に急遽中止の判断をせざるを得ませんでした。
この演奏会を楽しみにして下さった皆様には誠に申し訳なく、また直前の中止となりましたこと、改めてお詫び申し上げます。

加えて、団員にもいろんな意味で辛い思いをさせてしまい、これから活動をどのように再開するかを考え、まずはこれまで取ってきた感染防止対策につき、今一度見直しを行い、徹底できていなかった部分をより徹底するようにして安全に活動ができることを第一に考えました。

また、直後にエントリーしていました6/11(土)の新宿合唱祭「初夏にうたおう」につき、出場をどうするか悩んでいましたが、田中先生からの勧めもあり、出演することにしました。
(出演に当たってはPCR等検査を行って出演者全員の陰性を確認しております)
中止となった演奏会で共演するはずだった、ビアニストの徳永先生、サクソフォーンの田中教介さん(先生のご子息)もこの合唱祭に出演の協力を頂き、ラターの“For the beauty of the earth”、“The Lord is my light and my salvation”の2曲を演奏することができました。
2019年秋の「音楽・コーラスのつどい」以来、実に2年7か月ぶりに新宿文化センター大ホールのステージに立つことができました。

定演が中止になった後に何もない中で活動を再開するより、この「初夏にうたおう」の出演により、団員の気持ちが前向きになり、またこのステージに立つためにまた1年頑張って行こうという、自信を取り戻す機会ができて、本当に良かったと思っています。

来年2023年5月28日(日)の演奏会を、「第54回定期演奏会」としました。第53回は残念ながら欠番となってしまいますが、気持ちを新たに切り替えて、また一から前へと進んで行く決意をもって練習を重ねて参ります。

その来年の定期演奏会に向けての曲ですが、先日第53回定期演奏会で取り上げるはずだった「ラター合唱曲集」(「初夏にうたおう」で演奏した2曲も含みます)の他、高田三郎の「水のいのち」、そしてドヴォルザークの「ジプシーの歌」(田中先生による編曲版)の3ステージ分をひとまず決定致しました。

「水のいのち」を全曲取り上げるのはおよそ10年振り位になります(2012年の第45回定期演奏会)。2016年の50周年記念演奏会でも、昭和を彩った邦人作曲家の作品をいくつか抜粋して取り上げた中で「雨」のみ演奏しました。
歌い慣れているだけに、実は適当になり易いところですが、改めて歌詩やテンポ、リズム、音程等を見直し、いい加減にならずにきちんと歌い直していく作業を行っているところです。

これまでいろいろとありましたが、このようにして何とか活動を再開できているのは、先生方や各方面の皆様方の支え、そして団員一人一人の協力があってのこと。本当に有難いことです。

コロナの感染者数がここへきてまた増えていますが、見直した感染防止対策を徹底した上で、安全に活動をして参ります。
合唱団は、やはり歌って、活動してこそ存在する意味があります。
これから新曲の練習を徐々に始めていく中で、新しい仲間も徐々に受け入れながら活動を進めて行きたいと思っています。
是非一度、ご見学にお出でになりませんか?随時ご連絡は受け付けておりますので(当団HP内をご参照下さい)、どうぞよろしくお願い致します。

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