【カーペンターズ】ア・カペラ曲練習中!

来年の第52回定期演奏会は、
2019年5月26日(日) 新宿文化センター大ホールで開催いたします。

現在、4ステージの内のひとつ、信長貴富氏編曲の

「混声合唱 ア・カペラ カーペンターズ・セレクション」より
・Sing
・Yesterday Once More
・We’ve Only Just Begun
・Top of the World

この4曲の練習が始まっています。
久し振りのア・カペラで難しいアレンジをした曲もありますが、
良いハーモニーで演奏出来るよう練習に励んでいるところです。

というわけで、今回のブログは「カーペンターズ」を取り上げます。

カーペンターズ (Carpenters)は、アメリカの兄妹ポップス・デュオで、楽器を兄のリチャードが受け持ち、ヴォーカルを妹カレンが担当していました。

ロック全盛の1970年代において独自の音楽スタイルを貫き、ビルボード・ホット100チャートで1位となったシングルが3曲、アダルト・コンテンポラリー・シングル・チャートで1位が15曲あります。
さらに、トップ10入りは12曲にも及んでいました。そして、アルバム・シングルの総売上枚数は1億枚を上回るとされています。

私は、1974年の日本武道館の公演を聴きに行ったのでした。
今、ちょうど練習している、その当時ヒットしていた『Sing』を
ひばり児童合唱団と日本語で歌ったのは、今でも印象に残っています。

↑1974年日本武道館公演

この歌も含め、来年の定期演奏会で馴染みがある
カーペンターズの曲を歌えるのは、今から非常に楽しみでもあります。

カーペンターズの魅力というと、リチャードのズバ抜けて高度なアレンジと
それを感じさせない位に歌いこなせてしまうカレンの歌唱力でしょう。

彼女の声の美しさについては、
ジョン・レノンやポール・マッカートニーも絶賛したとも言われています。

カレンは、3オクターブにわたる広い音域をもっていたようで、歌声には艶があり、奥行きが深く、吐息のように吐き出す声すら遠くまで響く力を持っているように思います。
また、高い音域の声も綺麗でしたが、低音もより魅力的な歌声でした。

ところが、カレンは太るのを気にして?拒食症になり、
それが改善すると今度は過食症となり、
その繰り返しに伴い心臓に負担が掛かり
残念ながら1983年、32歳の若さで急性心不全で亡くなられました。

今生きていたら、今年68歳ですので、まだまだ現役で歌えたでしょうね。
数々の名曲を歌い、僅か14年の活動期間で世を去ったのは残念でなりません。

最後に、カレンが亡くなる半年前に最後にレコーディングした模様を収めた
「Now」という曲が動画にありましたのでお聴き下さい。

ご覧のようにカレンの体調が最悪だったにも拘わらず、
カレンの歌声が、達観したように温かくて包み込んでくれるようで
愛も憂いも悲しさも希望も全て含んでいるように感じられました。

リチャードがカレンの歌声を聴き終わった後、
まさかカレンの最期が近づいてきているとは思っていないと思いますが
感激して涙ぐんでいたのが印象的でした。

カーペンターズの名曲は今も生き続けています。
カレンが歳を重ねた時の歌声も是非聞いてみたかったなぁ・・・

では、また!

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