来年の『第51回定期演奏会』は4ステージ構成となり、
「ブラームス:4つの四重唱曲 op.92」
「團 伊玖磨:筑後川」
「ロッシーニ小品集」より3曲、
「混声合唱のための宮崎駿アニメ映画音楽集(信長貴富編曲)」より
4曲を演奏することになりました。
そこで今回のブログは、4ステージのひとつ
「ロッシーニ」を取り上げてみます。
ジョアキーノ・アントーニオ・ロッシーニ
(Gioachino Antonio Rossini)は、イタリアの作曲家。
1792年2月29日生誕、1868年11月13日(76歳)没で
来年、ロッシーニが没して丁度150年に当たる節目の年となります。
生涯に39のオペラを作曲し、
イタリア・オペラの作曲家の中で最も人気のある作曲家でした。
但し、実質の作曲活動期間は20年間に満たない期間ですが
絶頂期には1年に3~4曲のペースで大作を仕上げていたといいます。
音楽家の両親の影響を受け、早くから教会で歌ったり、
歌劇に出演していましたが、1807年にボローニャの音楽学校に入学、
在学中に劇場作品を発表し成功を収めました。
1816年にローマで『セビリアの理髪師』で名声を博し、
続いて『オテロ』 、『泥棒かささぎ』 などを発表して、
作曲家としての地位を確立していきました。
1824~36年はパリのイタリア劇場の監督として活躍、
1829年には名作『ウィリアム・テル』を発表しましたが、
1832年以降は劇場作品を作曲せず
宗教曲、歌曲、ピアノ曲、室内楽曲などを作曲しました。
ロッシーニの作品は、
古典的伝統のうえに自然な旋律と明るさを加えた
華やかな作風を特徴としています。
その後、1836年以降はボローニャに住み、
音楽学校校長をしながら静かな生活を送り
フィレンツェを経て、1855年に再びパリに戻って来ました。
パリに戻って来てからは
著名人を集めたサロンや高級レストランを経営して
音楽界からは身を引いていました。
フランス料理の「ロッシーニ風」というのは、
正にロッシーニが考案した料理と言われ、
フォアグラやトリュフを使った料理です。
↑ロッシーニ風料理
「天は二物を与えず」という諺がありますが、
天は「音楽家」と「料理家」という二物を与えることもあるのですね。
羨ましいです。(笑)
さて「第51回定期演奏会」で演奏するロッシーニの曲の中の
「I Gondolieri(ゴンドラ漕ぎ)」という曲をお聞き下さい。
前奏のピアノが何ともうららかで良いです。
本当にゴンドラ上でヴェネツィアの水に揺られているような曲ですね。
こんな演奏が出来ますかどうか、今後の練習次第。。。
これからの練習が楽しみです。
現在、来年の演奏会に向けて練習が始まったばかりです。
是非一度、見学にお越しください。
楽しい曲を一緒に歌いましょう。
では、また!
コメント
次回の定期演奏会のプログラムもそれぞれ味のある曲が並びましたね。楽しみになってきました。
ロッシーニの音楽もいいけど、ロッシーニ風の料理も食べたいなぁ☆
ゴンドラ、というとヴェネツィアの街並みが浮かびます。といっても、実際に行ったことはないので、映像や画像の記憶ですが・・・。
もうずいぶん昔(笑)、子供と見たポケモンの映画「水の都の護神(まもりがみ)」(2002年)の舞台が、まさにヴェネツィアをモデルにした水の都だということを、その時に知り、映画の映像の美しさ(アニメですが、とても印象的でした)に感激して、それ以来、その街並みが大好きになりました。映画の内容より、リアルなアニメ映像や、挿入曲(アコーディオンのcobaさんの曲や、宮沢和史さんの歌)に心動かされたことを覚えています。
映画では、水上スキーみたいなレースが繰り広げられていて、スピード感にあふれるものでしたが、ロッシーニではゆったりと、景色を楽しみながら、ゴンドラ漕ぎを楽しんでいる船頭さんになったつもりで、楽しんで歌えるようになりたいです!・・・まだ音とり前の今から勝手なイメージが湧いております~♪
しげさん
コメント有難うございます。
4つのステージが決まり、来年の本番に向けてやる気が出て来ますね。
そうそう、ロッシーニ風の料理、これまで何となく聞いていましたが、
今度は、意識してもロッシーニ風の料理を食べて、
ロッシーニの曲を歌ってみたいと思います。
ぷりおばさん
コメントを頂き有難うございます。
実は、私、
ヴェネツィアには2回行ったことがあるのです。
建物もカラフルでお洒落で
正に、「水の都」だけあって、“ゴンドラ”が交通機関となっていますね。
ゴンドラに乗って、船頭さん?がカンツォーネを歌ってくれたことを覚えています。
随分昔に行ったのですが、思い出しながら、
「I Gondolieri(ゴンドラ漕ぎ)」を歌いたいと思います。(笑)