「城ヶ島の雨」

桜の開花が待ち遠しい季節 明日は冷たい雨になるようなので、もうしばらくお預けになりそうです。

さて、先日、一足先に春を楽しみに三浦半島に行って来ました。
三浦と言えば、三崎のマグロが有名ですよね。
かつて三浦で合宿した時、練習を早めに切り上げ、皆でマグロのカブト焼きに食らいついたこともあったなぁ。(大きいカブトを2つ完食
今回は、漬けマグロとトロ串の乗った丼を食べて大満足でした

食後は城ヶ島に渡り、演奏会で歌う「城ヶ島の雨」の歌碑をパチリ。

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(色鮮やかな観光船「にじいろさかな号」が、通り矢の方に走って行きました)

若くして文壇に不動の地位を確立し時代の寵児となっていたのに、隣家の人妻(実際は離婚状態だったらしい)と関係を持ってしまったことから監獄に入れられ、名声は地に堕ち、自殺を考えるほど追いつめられた白秋。
その後、その女性と結婚し、一時この歌碑のある城ヶ島大橋の下のあたりに住んでいたとか。

その頃に出来たのが「城ヶ島の雨」で、“利休鼠”(緑がかった灰色。くすんだ色。)や “私の忍び泣き” など、白秋の心情を表現しているのですね。

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暗い歌という印象だった「城ヶ島の雨」。

いつも瀬山先生に注意されるように、もっと歌詞を考え情景に思いを馳せながら歌い込みたいと思います。

おまけ ひなたぼっこする三崎の猫たちに癒されました。

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コメント

  1. ぷりおば より:

    曲に歌われている場所に行かれるなんて素敵ですね!イメージがわきやすくなりますね。
    今度は、春のうららの隅田川(「花」より)でしょうか・・・桜の花もちらほら咲き始めましたね。日本の四季ごとの移り変わる景色の中で、当たり前のように過ごしていますが、実はとてもありがたいものなんだなあ、と感じることの多い春の毎日です。

  2. eri より:

    やっちさん、お天気の城ヶ島うらやましいです!!
    私が昨年訪れた時はそれはそれはどんよりとした曇り空でした
    あ、でも歌の情景には近かったのか・・どうかな・・・。
    明日は思い出しながら練習しましょうฅ(=^・^=)ฅ

  3. にょぎ より:

    みんなで食らいついたマグロのカブト焼き!懐かしいなァ(*´ω`*)
    素敵な写真がいっぱいの城ヶ島便りで「なんか不思議な歌だな…」
    と思っていた『城ヶ島の雨』の歌詞もリアルに感じられます。
    ステージでは美しい豊かな声で、この世界観をお届けしたいですね。

  4. ゆーじ より:

    「城ヶ島の雨」、途中で曲の雰囲気がガラッと変わる不思議な曲です。
    練習始まった頃は、前半と後半は別の曲だと思ってました。

    「ヴィヴァルディが見た日本の四季」という、今回演奏する組曲も不思議な曲ですよね。
    なんだか地中海沿岸が梅雨入りするような違和感がありますねぇ。
    特に「城ヶ島の雨」が出てくる「夏」。

    違和感も飲み込んで
    面白い曲だな…と思っていただける演奏をしたいと思っております。

  5. yuki より:

    「城ヶ島の雨」今回楽譜を貰うまで知らなかった曲ですが、とてもドラマチックで今では大好きな曲です!
    やはり長く残る歌は何か訴えかけるものがあるのでしょうね〜。
    写真の厳しい波しぶきと日向ぼっこのほのぼの猫さんのギャップに癒されました。
    どちらもこの土地の一面なのですね(^_^*)