先に書きました通り、５月２９日すみだトリフォニーホール大ホールにて、無事演奏会を開催することができました
悪天候の中お越しくださった１,３７２名のお客様に改めてお礼申し上げます
大震災直後から団員同士連絡を取り合い、田中登志生先生からは 「我慢をしつつ、出来る事を一つ一つこなし、普段に近付けた生活を淡々としよう。」 とのメッセージが発せられ、なんでもかんでも “自粛” という名目で人々の動きが停滞する中、私たちは今まで通りに歌い、練習後飲みに行っては自分たちに何ができるのかを話し、こんな時こそ音楽の力・歌の力が大切だと信じて過ごしてきました
しかし、仕上げに入ろうかという４月初め、予定していた新宿文化センターから突然 “会場使用中止” の連絡があったのです
公演まで２ヶ月を切っての連絡に一時はどうなることかと目の前が真っ暗になりましたが、すみだトリフォニーホール大ホールが前後数週間を見てもなぜか私たちの希望の枠だけ空いていました。
これは奇跡的なことです。 日にち変更せず、同じ客席数の一流の音楽ホールが取れたのですから。 その上、例年の走り梅雨でなく台風接近で大雨
が予想される中、駅から近くエントランスが長い屋根付き通路に面したトリフォニーでは、お客様に傘をさして並んでいただく心配もなくなりました。
が予想される中、駅から近くエントランスが長い屋根付き通路に面したトリフォニーでは、お客様に傘をさして並んでいただく心配もなくなりました。最悪と思われた状況も、なんだか最終的にはあらゆる点で良い結果になったような気がします
私たち新宿混声は多くの方々に見守られ、支えられて成り立っている合唱団です。
今回の会場変更と悪天候の影響で、客席がガラガラなんじゃないかとの予想に反し３階席まで埋まった背景には、団員の知り合いのほか、知り合いがいなくても毎年足を運んで応援してくださる方や、元団員（今回は３６年前に退団した方が名古屋と沖縄から駆けつけてくれました）、ご縁ある合唱団の方など、実に多くの方々の支えがありました。 ありがとうございます
また来年もみなさまに暖かい拍手と笑顔で迎えていただけるよう団員一丸となって頑張ってまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
さて、忘れてならない支えの１つに、発足から４５年もの長きに亘って当団のホームグラウンドだった三栄町生涯学習館があります。
老朽化のため何年も前から建て替えの話が出ては消えしていましたが、ついにこのたび建て替え決定となりました。 いよいよお別れです
でも、当初３月末までと言われていたのが工期の遅れなどで５月末までになり、私たちは定演前の５月２４日まで利用できたのです。 まるで私たちを舞台に送り出すまで待っていてくれたかのようですよね。
この階段を上った回数はどれほどか・・・
愛着のあるレクリエーションホール
２年後にピッカピカに生まれ変わる予定ですが、私たちはあの古い三栄町生涯学習館が大好きでした。
長い間お疲れ様でした。 今まで私たちを見守り続けてくれたことに感謝します
コメント
１階席と２階席は、ほとんど満員状態。本当に、ビックリしました。
会場が変ったことと雨の影響で、昨年の１，２０７名を上回ることは難しいと思っていました。それより１，０００名を切るのではないかと、戦々恐々としてお客様の入場をカメラで見ていました。
ＯＢＯＧの皆さんもありがとうございました。雨の中、「折角のトリフォニーホールに空席が多いと見っともない」と、使命感にかられて来て頂いた方もいたようです。
今回、あらためて皆さんに支えられながら活動できることに、感謝の気持ちで一杯です。
本当に、ありがとうございました。
そういう中、新宿文化センターに足をお運び頂いた方が、９名いらっしゃったようです。色々な手段で変更の案内をさせて頂いたつもりではおりましたが、お伝えすることが出来ず申し訳ございませんでした。
来年は、新宿文化センターに戻っての演奏となります。是非、お越しいただけることを楽しみにしております。
９名の方には本当に申し訳なかったですm（_ _）m
来年こそはぜひ聞いていただきたいですね。
長引く避難生活で歌どころでなく今後の生活のことなどで大変な思いをされている方の中でも、もし音楽が聞きたいと思ってくださる方がいらっしゃれば・・・と、福島から避難している方の滞在先・旧赤プリに置かせていただいた無料招待チラシで、２家族６名の方がお越しくださいましたね。
アンコールの全体合唱 「見上げてごらん夜の星を」 で、日頃のストレス発散と復興への祈りを込めて思いっきり歌ってくださっていたら嬉しいな・・・