ロッシーニの謎

ロッシーニについてはこのブログでも、おいちゃんが2017年7月23日に詳しく紹介を書いてくれましたが、ロッシーニについては「謎」があると言われています。

ロッシーニは、18歳でオペラの作曲を始め、約20年間で39のオペラ作品を発表し、超売れっ子になっていましたが、37歳という若さで突然オペラの創作を止めてしまいます。それから76歳で亡くなるまでオペラは1曲も作っていません。理由は諸説あり、いまだ真実は不明。謎とされています。

諸説のうち3つご紹介します。

1. すでに大金持ちになっていて、働きたくなくなったから?!

ロッシーニ自身は、引退の理由を「美食と、料理と、トリュフを探す豚の飼育に専念するため」と言っていたそうです。グルメ三昧の後半生を送り、フランス政府から年金ももらっていました。「勲章より珍味の方がうれしい」と言って勲章を送り返したというエピソードも残っています。

2. モーツァルトにかなわないと悟ったから?!

若い時からモーツァルトに憧れ、モーツァルトをお手本に頑張ってきて、「やっぱりモーツァルトの音楽は完璧」と思ってしまったとしても「あるかも?!」と思えませんか。

3. フランス革命で世の中の無常を感じたから?!

最後のオペラ発表の翌年にフランス革命が起きました。ロッシーニはパリの劇場と契約を結んでいましたが、革命後に「旧体制の下での契約だから」と無効にされてしまいました。それで「政治が変わると価値観も契約も全く変わってしまう」と無常を感じ、創作の意欲を失くしたという説。

皆さんはなぜロッシーニが創作活動を止めてしまったのだと思いますか?
(自分なら、宝くじでも当たったら、会社辞めるかも…?!)

今年の定期演奏会でロッシーニの合唱曲を取り上げています。是非聞きにきてください。

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