日本語を歌う練習

先日の練習で、瀬山詠子先生に『ヴィヴァルディが見た日本の四季』をご指導いただきました

まず1曲めを歌ったところで、ズバリひと言。
「あなたがた、日本語を歌うことを簡単に考えすぎてますよ!」

瀬山先生は、外国語の曲を歌う時より日本語の曲の方が、何倍も時間をかけて練習されるそうです。
この言葉を伺って『だから瀬山先生の日本歌曲のステージを聴くと心を揺さぶられ、時に涙が出てしまうくらい感動するんだ…』と妙に納得している自分がいました。

『日本語の曲だからラクでいいね』なんて、アマイ気持ちでいた自分…
こんな姿勢では、聴いてくださる方の心に響く演奏など出来るはずがありません

そして、ご指導を受けながら、ふと「この気持ち、以前に同じような思いをした記憶がある…」と感じ、過去に自分が書いたブログ記事をチェックしてみたところ…

ちょうど2年前『心の四季』の練習で、瀬山先生に日本語の曲を歌うご指導を受けて素晴らしく豊かな時間に感動した、という内容の記事を書いていました

今回の練習を受けるまで忘れてしまっていて…
やぎさんがコメントに書いてくれた『安定した力をつけるには、継続することが大事である』という言葉が、ひときわ染みます

瀬山先生からいただいた貴重な言葉の数々を噛みしめつつ、5月のステージまで練習を積み重ねていきます

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コメント

  1. ひろりん より:

    にょぎさんのブログを読みながら、むかしむかし、学生時代、中田喜直先生の「美しい訣れの朝」という女声合唱曲を歌ったことを思い出しました。まだ20歳そこそこだった私は、この曲の気持ちが今一つわからないで練習していました。

    そんな中、日本女子大OG会の演奏を聴きに行きました。私たちより経験を積んだ女性の歌声に思わず涙がこぼれました。同じ歌詞をを歌っているのに、気持ちのこもり方が違うのです。もちろん、オーバーな歌い方ではなく、淡々と歌っているんですよ。
    「歌で気持ちを伝えるには、まず、歌う技術が大切。」これは、田中先生の言葉です。もしかして、あの「美しい訣れの朝」は、歌う技術と人生経験によるものだったのかもしれません。
    それにしても、瀬山先生の「城ケ島の雨」の1フレーズ、たった1フレーズなのに、すごかったです。

    演奏会まであと、3か月。ご指導いただいた先生方の言葉を思い出しながら、
    日々の練習に臨みたいと思っています。

  2. よーちゃん より:

    日本語の難しさ、改めて感じました。
    瀬山先生の城ヶ島、ゾクゾクきました。
    目の前に情景が浮かび、感情が流れ込んでくる。
    あんな風に歌えたらと全員が思ったことでしょう。
    このような貴重な時間を無駄にはしたくありません。
    少しでも近づけるよう私たちは惜しみない努力を
    するべきです。
    いい演奏会にしたいですね!

  3. やぎ より:

    思い出しますねえ。新宿混声在籍時に田中先生が「技術なんだよ。」と何度言われたことか・・・田中先生の求める音楽に少しでも近づこうと必死にもがいた日々が懐かしい。いや今ももがいているんですが(笑)
    さてそんな中、4/9(日)に私が所属する混声合唱団ゼンガークライス(名前の部分をクリックするとHPに飛びます)の演奏会が行われます。寒くて暑い埼玉県熊谷市での開催ですが、新宿混声魂を忘れずに頑張って歌ってきます!
    うちの指揮者の先生も田中先生をご存知でしたよ♪
    いきなりの告知でスミマセン。

  4. ちー丸 より:

    本当に日本語は難しいですねぇ・・・
    それなりに考えていたつもりでしたが、「つもり」の自分が情けなし!
    瀬山先生のご指導を忘れないようにして
    技術向上を目指したい~♪

    やぎさん、
    元気に楽しく歌っているご様子、嬉しいです。
    お互い演奏会に向け、より頑張っていきましょうネ!^^